カテゴリ /浮世絵
浮世絵種別 その他の浮世絵
画題等
「卯の花月」  
ウノハナヅキ  
絵師・落款
歌川豊国(3世)  
香蝶樓豊國画(年玉印)、一陽齋豊國画  
出版地 江戸
版元
ト山口  
山口や藤兵衛  
出版年 嘉永頃(1848~1854)
改印等 浜、馬込
版種 大判/錦絵/竪
分類 風俗/夏の市中の情景(物売り)/初鰹
書誌注記 ;;;;;;;;;;;|//////////////|/
資料解説 『江戸時代特別資料展』図録解説p.11「納涼(花火)、祭は江戸の人々にとっての娯楽の代表といえる。舟を仕立てて花火を見物する団十郎を中心に歌舞伎の隆盛と組合せてえがかれている。」,『江戸の夏』図録解説p.2「長屋の前での初がつお売りの景。犬を押さえる子供。母親に背負われた赤ん坊の覗くような表情。皿を差し出す女達。背景には常葉津の師匠の障子、角(つの)大師のお札、糠袋、風鈴、成田山講中の札、戸張り、卯の花等細々と市井のさまが描きこまれ、初夏の香りが画面に溢れている。左の方には「千早振る卯月八日は吉日よ 神さげ虫をせいばいぞする」と逆に貼ってある。これは潅仏会の際家へ持ちかえった甘茶で墨をすってこの咒歌を書いて貼ると虫除けとなるという俗信による。神さげ虫は蛆の事。3世豊国(天明6-元治元)は本名角田庄蔵。初世豊国の高弟ではじめ国貞を称し、五渡亭、香蝶楼のほか数号を使用している。豊国を襲名したのは弘化元年である。作画期は文化初年から五十余年間に亘り、歌川派の領袖として幕末浮世絵界に大きな足跡を残した。」,『第1回江戸資料展』図録解説p.24「初鰹売りであろう。人物に動きがあっておもしろく、風俗を知る上でも好個のものである。左の画の右側に、逆に張ってある紙には「千早振る卯月八日は吉日よ神さげ虫をせいばゐそする」と読める文字を記し、虫の字だけを逆に書いている。かみさげ虫は蛆のこと。4月8日の朝、甘茶ですった墨で上掲の呪文の歌をこの様式で記して貼っておくと、この虫が上ってこないという俗説があった。落款は香蝶楼豊国。なおこの絵は構図の一部に「豊広豊国両画十二候・四月」からヒントを得ている所がある。」
件名 歌川国貞(1世)(ウタガワ クニサダ)(1786-1864)
文庫名 東京誌料
請求記号 07661-C2/東C07661-C002
資料コード 4300539680
製作者 東京都立図書館
画像の使用条件 パブリックドメイン (詳しくは「画像の使用について」を参照)

本資料のURL

/da/detail?tilcod=0000000003-00049207

画像使用申請の確認

画像の使用申請を行うことができます。 今すぐ申請フォームに移動しますか? 他にも使用したい画像がある場合は、「後でまとめて申請」をクリックすることで、最大20件までの画像をまとめて申請することができます。