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資料解説
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2023文化財ウィーク展示資料解説p.2(4)「3代将軍家光が造営した寛永度天守の立断面図（右）と各階の平面図（左）です。各階ごとに柱の位置が描かれ、通し柱は朱で示されています。図の左側には桁・梁の規模と柱本数、右側には柱立の日時や大工日数などが記されています。天守の構造がわかる貴重な図です。(1/100 Scale Elevation of the Donjon of Edo Castle Honmaru Palace )This is a vertical cross-section (right) and floorplan (left) of the donjon built by the third Shōgun, Iemitsu. The position of the pillars on each level is shown, with the through-pillars appearing in red. Dimensions and other details are also included, making this a valuable record of the donjon's structure.」，シリーズ江戸城 7「江戸城と聞いたとき、壮大な天守を想像する人は多いでしょう。江戸城の天守は明暦の大火で焼亡しましたが、当館の、江戸幕府作事方大工の大棟梁･甲良家旧蔵江戸城造営関係資料中に焼亡前の最後の天守、寛永度の天守に関する図面が数点あり、その姿を垣間見ることができます。本図は各階平面図と縮尺100分の1で描かれた建地割(たてじわり)という断面図です。右側に寛永15年の造営経過の記載があり、寛永度の天守建設の年次裏付けとされる貴重な資料です。下方部に大工総数34万人に加え木挽10万云々、とあるので作事に関わった人数は総勢44万人以上に及んだことになります。」，2019文化財ウィーク(74)，2011文化財ウィーク（39）「3代将軍家光の造営した天守閣の立断面図（右）と各階の平面図（左）です。穴蔵から5階までの柱の位置が描かれ、通し柱は朱で描かれています。天守閣の内部は、部屋の回りを「武者走り」と呼ばれる廊下が取り囲んでいました。また、図の右端には柱立の日時や大工数などが記されています。天守閣の構造がよくわかる貴重な図です。（1:100 Scale Drawing of the Honmaru Tower, Edo Castle）This drawing is of the tower of Edo Castle built by the third Tokugawa Shōgun, Iemitsu. It comprises a sectional elevational view of the tower (right) and a floor plan of each of its levels (left), showing the position of each pillar from the cellar to the fifth floor, with the continuous pillars drawn in vermillion. It is valuable evidence of the structure of the castle tower.」，2003文化財ウィーク（67）「寛永15年(1638)造営の天守図。右に建地割（たてじわり・断面図）、左に穴倉から5階までの平面図を描き、寸法、柱立の日時や大工日数、桁・梁の規模と柱本数を記す。高さは、約60m。天守は、慶長11年(1606)家康が創建、元和に秀忠が造替、寛永に家光が刷新、3度造営された。慶長・元和度は資料が少なく不明な点が多いが、寛永度天守は当図により明確となり、建築史料として貴重と評価されている。」
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